冬休みの小学生の宿題に必ずと言っていいほどある書き初め。
普段、小学校の授業で行っている書道ですが、
お正月の書き初めの時に、子供の筆が割れていて書きにくいんですね。
自分が使っている時はこんなに割れていなかったような…
今回は、書き初めの筆が割れる原因や直す方法、筆の洗い方について紹介していきます。
書き初めの筆が割れる、直すにはどうする?
筆が割れる原因は、筆の洗いが不十分なために、
根本に墨が残って固まることから筆が割れてしまいます。
特に小学生くらいのお子さんの場合、
キレイに洗えていないことが一番の原因になります。
では、筆の割れを直すには、
①ぬるま湯につけて丁寧に洗ってみてください。
②根本の墨を中心に、固まった墨を落とすことに注意して下さい。
③そして、洗い終わったら、筆先をキレイに整えて筆を下に向けて干します。完全に乾くまで干すと割れていた筆がキレイになりますよ。
ただ、完全に根本の墨が取れていないと割れますので、
普通に洗ってもダメな時は、40度くらいのお湯に
半日くらいつけて見て下さい。
根本の墨が落ちるはずです。
また、筆が固まってしまうのが嫌な場合は、
あまりおすすめしませんが、
リンスをつけると筆がサラサラになります。
丁寧に洗ってもなかなか割れが元にに戻らない場合は、
買い替えたほうが良いですね。
筆の洗い方は?
筆が割れるのを防ぐために
普段からの洗い方を見なおしてみてください。
①水もしくはぬるま湯をためたバケツや容器に、
しっかり筆を濡らして下さい。
②穂先を中心に指の腹で揉み洗いするようにして下さい。
③洗い終わると、水を切ります。
指の腹で水を出しきるのと、古紙や雑巾でも水気をとります。
④穂先を下に向けて、干しましょう。
きちんと乾燥させないとカビが発生してしまいます。
ただ、お子さんの場合はやっぱり雑に洗ってしまったりするので、
使い終わったら根本に墨が残らないように、
洗うことを少しでも意識すると違いますよ。
また、家に持って帰った時に丁寧に洗ってしまうか、
時間がない時でも水を入れたペットボトルにつけておいて、
干すだけでも違いますよ。
まとめ
筆が割れていると思うように墨汁の量が調整できなかったり、
文字が不自然に割れてしまったりするので
普段からのお手入れが大事ですね。
でも、考えようによっては割れた毛先で書く書き初めは、
字に味が出るかもしれないです。
筆にも人それぞれの個性が出るので、面白いですよね。
そう思えば、筆一本一本を出来るだけ大切にしていきたいですね。
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