仏壇やお墓参りの時に当たり前のようにお供えしていますよね。
ふと気になることが…
そう言えば、なぜ、お彼岸におはぎをお供えするんだろう?
今回は、
お彼岸のぼたもちについて
お彼岸におはぎをお供えする理由は?
おはぎとぼたもちの違いは?
というのを紹介しています。
お彼岸におはぎをお供えする理由は?
おはぎをお供えする理由は、いくつかの説があるようなんですが、
私なりに説明してみたいと思います。
①小豆の厄除け説
昔から小豆には、悪い心や病気をよせつけない
という効果があると信じられていて、
ご先祖様の供養とが結びついた説。
亡くなった人があの世で、
安らかにお眠りしてもらえるようにと願って
お供えしたのじゃないでしょうか。
②おはぎのお供えが功徳を積む説
これは仏教の教えからくるものなのですが、少し意味は難しいですね。
本当に簡単に、仏教では功徳を積むとは、善い行いを積むこと。
このことが自分自身にも周りの人にも幸福をもたらしてくれて、
来世に行っても良い結果がもたらせるという教え。
うまく説明できないですが、こんな感じです。
おはぎは、砂糖やお米が使われているので大変貴重なもの。
これを仏壇にお供えしたり、近所の人にお配りする。
昔の人にとっては、かなり善い行いのひとつだったのかもしれないです。
③おはぎがご先祖様と心を合わせる説
おはぎは、あんことお米を合わせていることから、
ご先祖様と心を通じ合わせる意味でお供えされた説。
どの説が、本当のところなのかは
はっきりしていないようですが、
意味を知っていれば、お供えするときや手作りする時にも
気持ちを込めやすいですよね。
おはぎとぼたもちの違いは?
おはぎとぼたもちの違いって、
①調理上の違い
おはぎはつぶあん、中はつぶ状のお米
ぼたもちはこしあん、中がお餅
秋に収穫された小豆は、
採れたてなので皮が柔らかい。
なので、皮ごとつぶあんにしてもおいしく食べることができ、
これがおはぎになります。
春には、小豆の皮が硬くなるために、
皮をとってこしあんにしたものがぼたもち。
②季節の花の違い
春のお彼岸には「ぼたもち」
秋のお彼岸には「おはぎ」
春のお彼岸には、春に咲く牡丹の花。
秋のお彼岸には、秋に咲く萩の花。
ここから来ているみたいです。
この2つの調理の仕方と季節の花の違いによって、
分かれています。
調理法も、保存法も格段に良くなった今でも、
この違いが続いているのですね。
おはぎなんか、
年中売っているので季節感が私にはなかったです。
おはぎもぼたもちも名称は違いますが、
今は違いが曖昧のような、
同じ食べ物として扱われることも多いと思います。
まとめ
お彼岸にお供えするおはぎにも、
色々と理由があっておもしろいですね。
お供えしたり手作りするときにも、
思いを巡らせてみてください。
おはぎやぼたもちは、ご先祖様にお供えする縁起物であることに間違いはないです。
そして、春はぼたもち、秋はおはぎにすれば
春や秋と季節を感じる意味でもいいですよね。