マツタケの旬の時期である10月上旬から中旬(本州、四国)、国産のマツタケは数が少なく値段も安いものではないので失敗したくないものではあります。
せっかく買ったのに、マツタケをあけてびっくり虫が…ことがあるんではないでしょうか、マツタケの虫の処理方法などをご紹介いたします。
マツタケの虫は無害?
天然の国産マツタケは自然の環境で生育するために約1センチ程度の糸状の白い虫が付くことがよくあるらしいです。
マツタケに限らず天然のキノコには虫が付くのが当たり前のようです(マツタケは他のきのこに比べて虫が少ない方です)。ほとんどの虫の幼虫や昆虫は食べても無害で、よくテレビでも幼虫を食べている国の映像が流れていますよね。
その国にとっては虫は良質なタンパク質と脂質で栄養源になっているみたいです。我々日本人はそういった習慣は無いですので、生で食べるのはダメですがしっかりと加熱処理すれば大丈夫です。
マツタケの虫の処理方法
マツタケの虫が無害とわかっても虫を食べたいとは思いません。マツタケに虫がいるかどうか外見だけではわからないので、切って見て中に虫がいた場合、虫出しを行います。
ボールなどに食塩水(コップ2杯の水と塩大さじ2分の1)をはり20分ほど漬けていれば中から虫が出ていきます。もしこれでも気になる方は30分もつければ安心です。
ただ、マツタケは香りが命ですのでつけすぎると香りが飛んでしまいますのでご注意ください。また虫に食べられて中がカスカスになったマツタケはそのまま焼きマツタケなどで調理するのではなく、私の家では佃煮にしてしまって食べています。結構、おすすめです。
もちろん、吸い物やマツタケご飯にするのもいいと思います。
まとめ
国産のマツタケを食べる機会がありましたら、調理の時には必ず虫がいるくらいの気持ちでいた方がいいと思います。
でも農薬の散布やハウス栽培、無菌栽培などで野菜に虫が付いていることが少ない今では、あまりいい気持ちにはならないですよね。
適切な処理を行い、短い旬であるマツタケを堪能してもらえたらなあと思います。
今年はこのまま行けばマツタケが豊作の年になるのではないでしょうか?
春から夏にかけての降水量が多いこと、台風が多い、9月の残暑が厳しくないという条件に当てはまるかもしれないので。
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