試合の後に甲子園の砂を持って帰る様子は、
夏の風景のひとつですよね。
今回は、
甲子園の砂はどこの砂?
甲子園の砂は持って帰ってどうするの?
甲子園の砂の持ち帰りの起源は?
というのを紹介していきます。
甲子園の砂はどこの砂?
気になる甲子園の砂は、
黒土と砂をブレンドしたものです。
産地は、
●黒土
岡山県日本原
三重県鈴鹿市
鹿児島県鹿屋
大分県大野郡三重町
鳥取県大山
●砂
中国福建省
これらをブレンドしています。
正確にはどこかはわからないですが、
純国産ではなくて、
中国産と混ざっているとは時代を感じさせますね。
黒土と砂をブレンドしているのは、
甲子園球場の土の特徴です。
ちなみに鳥取砂丘の砂は使われていないです。
また、春は砂を多めにして水はけを良くしていますし、
夏は、白球を見やすくするため黒土の方を多くするなどして、
高校球児が良いプレイをできるように配慮されています。
甲子園の砂は持って帰ってどうするの?
①ビンなどに入れて記念品にする。
②母校のグランドにまく。
③友人、知人にあげる。
こういう風にしている場合が多いです。
そういう私自身も、
甲子園の砂を持って帰った一人です。
ただし、高校野球ではありません。
小学生の時の少年野球でです。
少年野球の大会の一つで、
決勝が甲子園で出来るというものでした。
決勝まではいけなかったんですが、
甲子園の中を開会式と行進は参加チーム全員ができたんですね。
当然、周りの小学生は皆、
グローブ入れの袋やポケットにいっぱい砂を入れて持って帰りましたね。
その後、
甲子園の砂はコーヒーの瓶に入れて、
家に飾っていましたよ。
たまに見ては、
練習の励みになっていましたね。
結局は、
いつのまにか瓶の中がカビだらけになって捨ててしまいましたが…。
甲子園の砂は、
野球する人や野球好きな人にとっては、
宝石みたいな大切なもの。
夢や憧れ、青春と言った思いがつまったものだと思います。
甲子園の砂の持ち帰りの起源は?
甲子園の砂を持ち帰ったそもそもの起源は、
実ははっきりしていません。
今は、甲子園で最後の試合後に砂を
持って帰るという習慣ができていますが、
いつからかははっきりしていないようです。
ただ、有力なのは、
1937年の第23回大会。
熊本工が決勝戦で敗れて準優勝。
この時の熊本工の投手、
川上哲治さんが甲子園の砂をユニフォームのポケットに入れて、
持ち帰ったのが最初と言われています。
まとめ
甲子園の砂は、
高校球児が野球しやすいように配慮された砂。
そこに、
色んな思いを詰めて持って帰るという、
うらやましいぐらいの青春の瞬間。
今年も、
高校野球を見て、
感動してしまいますね。