子供の頃は、神社に行ってお正月の飾りやしめ縄、お札やお守りを焼くのを不思議に感じていました。
その時、大人の人に言われて火や煙にあたっていましたね。
今回は、どんど焼きとは?何を焼くの?どんど焼きに行けない場合はどうするの?
というのを紹介していきます。
どんど焼きとは?
そもそもどんど焼きとは、
①日本全国に伝わる火祭の行事
1月15日の小正月の日に、家からの持ち寄りで
お正月の飾りやしめ縄などを一箇所に積んで焼き上げる。
②どんな意味が
どんど焼きの火や煙にあたることでどんな意味があるのか。
お正月に家にやってくる年神様、年神様がを迎えるためのお正月の飾り、年神様が宿る鏡餅などを焼くことで、
その煙が神様を天へと戻らせる送り火とも言われています。
なので、神様を送り返す火や煙に色々と祈願するのです。
一番多いのは無病息災を祈願することです。
その他にも
家内安全、五穀豊穣、商売繁盛、大漁を祈願するところもあり、
大変有り難い行事になっています。
③集落単位で行われることの多い、どんど焼き。
近所の神社や田んぼや河川敷、公園など大人と子供が一緒になって行っている所も多いです。
近年は、ダイオキシンの問題もありどんど焼きを中止するところも増えています。
お正月が家族を単位にして行われるのに対して、
小正月は地域みんなで、心を一つにして一年の平和や繁栄を祈るという特徴があります。
何を焼くの?
基本的には
・お札
・お守り
・しめ縄
・門松
・正月餅
・だるま
・まねきねこ
・破魔矢
こういうのを焼くことが多いです。
ただし、神社や地域によって違いがかなりありますので、
必ず確認するようにしてください。
当然ではありますが、確認すると同時に
可燃物であるかどうかも注意して下さい。
神社や地域によってはこんなものがOKのところもあります。
・熊手
・みかん
・書き初め
・年賀状
・子供の書いた絵
・こいのぼり
・掛け軸
・ぬいぐるみ
・人形
・賞状
・クリスマスツリー
みかんや鏡餅は、どんど焼きの残り火で焼いて食べる風習が
あるところがあり、どんど焼きの一つの楽しみになっています。
また、お宮参りや七五三で神社からもらったお札やお守りなども
どんど焼きに出して焼いてしまうこともあります。
行けない場合はどうすればいいの?
どんど焼きが平日でいけない時や
近くに神社などでどんど焼きを行っていない場合も増えています。
行けない場合は以下の方法で処分しましょう。
①近くの神社やお寺に持って行く。
神社やお寺では、お札やお守りを納めることができるところもあります。
また、古札納め所があり、無料で処分してくれるところもあります。
近くの神社やお寺に問い合わせて見て下さい。
②節分祭に持って行く。
もし、節分祭が近くで行われているなら、
節分祭の時に焚き上げを行っているところもあります。
これも、神社への確認が必要となります。
③来年のどんど焼きに持って行く。
近くにどんど焼きを行っていない場合や、
神社などが遠い場合は新聞紙などで丁寧に包んで保管して、
来年のどんど焼きに出すのも一つの方法です。
ただ、来年に使いまわしてからどんど焼きに出すのは避けて下さい。
基本的に縁起物であるしめ縄など一度、
神様にお供えしたものを再度飾るのはいけないとされています。
神様は、毎年新しいものに宿る為で、神様が来なくなります。
④自分で処分する。
自分で処分するときは、可燃ごみとして出します。
ただ、生活のゴミとは別にしてお塩でお浄めします。
丁寧に新聞紙などに包んでお出しください。
まとめ
どんど焼きは、神様を送り出す大切な行事。
どんど焼きが出来ない地域なども増えてきていますが、
お札やお守りなど自分の思いがこもったもの、神様の思いがこもったものに感謝しながら、
どんど焼きで、今年も一年健康で過ごせるようにお祈りしましょう。