「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長である花田菜々子さんが書いた
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1日年間のこと』
読んでみてすこぶる面白かったので紹介してみたいと思います。
また、現役の本屋さん、書店員でもある花田菜々子さんが、本の中でたくさんの本を紹介されています。
自分にあった本を見つけることもできるのが、この本の魅力でもあります。
もくじ
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1日年間のこと』の感想
「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」5刷ができました!帯を大幅リニューアルし、ますます店で「なにごと?」と怪しんで手に取ってもらえそうなド派手さに!!武田砂鉄さんの推薦文も追加して更にパワーアップしたであすすをよろしくお願いします! pic.twitter.com/TDDN0Xk4nl
— 花田 菜々子 (@hanadananako) 2018年6月23日
この本読むと、自分の住む生活範囲や考え方がいかに狭いかということがわかる。
同じ人、同じ仕事、同じ毎日を日常を生きている。
狭い範囲の中で悩んでそこから抜け出せないでいる。
もっと色んな人に出会い、色んな場所に行って、
考えや知識、経験すること思い出させてくれる。
それが人生をもっと充実したものに変えてくれるということが、
花田さんの経験を通して。
そして、単純におもしろい。
出会い系サイトというコミュニティと花田さんの気持ちの変化、
書店の店長をされているという本の知識の豊富さ、
どれをとってみても参考にできることが多い。
紹介されている本もなぜか、読んでいる人にも紹介しているような感じ、
読みたくなってしまうから不思議なものです。
「振り返れば自分のことを人に話すのはいつも苦手だった」
ということを話されています。
自分の心と向き合うことって難しい。
なかなか、自分では気づかないことも多い。
私自身も自分のことのように捉えて考えてしまう部分でもあった。
最終的には、なりたい自分、好きな自分に近づいていくことのヒントがたくさんつまった本である。
出会い系サイト「X」ってどこのサイト?
本の中では出会い系サイト「X」として、実際のサイト名は出てきません。
ただ、このサイトってどこなのか本を読んだ人は絶対に気になります。
少し調べてみると、
・知らない人とカフェで30分お茶する
・登録にはフェイスブックの認証が必要
ということから、CoffeeMeeting[コーヒーミーティング]ではないかと考えられます。
出会い系サイトっていかにもあやしいイメージしかない、男女の出会いと思うかもしれませんが、ここのは会員数4万人で普通の人ともお茶できる軽い感じが人気になっているようです。
読むといい人は?
●なにかしなければと焦っている人
●転職や人生の岐路に迷う人
花田菜々子さんのwikiプロフィール
HUFFPOSTさんで、偉そうに恋愛について語らせていただきました!損益分岐点についてやサラダ取り分け論の歴史についてなど(謎)。
ひまでひまでしょうがないときとか、やらなきゃいけない仕事から逃避したいときに…読んでみてね☆https://t.co/pIMjKC9Yyw— 花田 菜々子 (@hanadananako) 2018年11月21日
読み方:はなだななこ
出身地:東京都
生年月日:1979年
学歴:日本大学・芸術学部卒業
ヴィレッジヴァンガードで12年勤務。
アルバイトからはじめて、店長にまでなっています。
ちょうど本では、ヴィレッジヴァンガードの店長から次の転職先が決まるまでの間のことが話になっています。
その転職先、「二子玉川 蔦屋家電」ブックコンシェルジュ、
本では面接の内容が明かされています。
その後「パン屋の本屋」店長、
現在は「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長をされています。
花田菜々子のツイッターは本好きにはたまらない
花田菜々子さんはツイッターもされています。
⇒花田菜々子さんの公式ツイッター
最近のおすすめの本などもつぶやいておられるので、
読みたい本を探すのにもいいですよ。
最後に
最後に1つの心に残った言葉をあげておくと・・・
「すごいな世界。私が思っていたよりもこの世界は愉快なのかもしれない。」
毎日、つまらないな~とか、ルーチンワークみたいに感じている人は、
やっぱり自分が動いていない。挑戦していない証拠。
というのを感じさせる一言。
今後、映画化されたりドラマ化されたりするのではないでしょうか?
そのくらい多くの人に見てもらいたい本です。