沖縄の代表的なお野菜「ゴーヤ」
沖縄では「ゴーヤー」と呼ばれて、別名「にがうり」。
今やどこのスーパーでも気軽に手に入るのもうれしい食材。
でも、どんな状態のゴーヤが新鮮なのか?
どれを選んだらよいか?って迷いますよね。
今回は、新鮮なゴーヤの選び方は?保存方法と日持ちはどれくらい?
というのを紹介しています。
もくじ
新鮮なゴーヤの選び方は?
とにかくどんなゴーヤを選ぶといいのかポイントをみてみましょう。
●イボがしっかりしている。
●イボが黒ずんでいない、潰れていないものを選ぼう。
●全体的に鮮やかな緑色、黄色に変色していない。
●弾力があって重みもあるもの。
イボと表面のツヤや色で選ぶとより新鮮なゴーヤを選ぶことができますね。
ゴーヤのイボは傷つきやすくて、取れやすいです。
キレイなゴーヤってだけで、それだけ丁寧に扱われていたことがわかります。
新鮮だと食感はシャキシャキで苦い。
古くなったゴーヤはどうなるの?
では、逆に古くなったゴーヤはどんなのかというと、
●ハリがなく、しなびてきたり、ぶよぶよになって柔らかくなってきている。
というふうに古いというと言葉は悪ですが、ゴーヤが熟してきているということです。
ピーマンやきゅうりといった野菜と同じでゴーヤも熟していないに食べているからです。
緑色から黄色になり最終的には全体が赤くなります。
もちろん、食感はシャキシャキ感がだんだんとなくなって、ゴーヤ独特の苦味も減ってきます。
苦いゴーヤは見分けることはできる?
●緑色が濃い方が苦味が強い。
●小ぶりの方が苦味が強い。
一般的には、言われています。
ただ、苦いゴーヤかどうかを見た目だけですべて見分けるのは難しいです。
品種改良で苦味の少ないゴーヤも出回っていいます。
それでも、やっぱり熟す前の新鮮なゴーヤを選ぶほうが
熟してしまったものに比べると苦味が強いです。
ゴーヤの保存方法と日持ちはどれくらい?
基本的に夏野菜であるゴーヤは寒いところを嫌います。
すぐに、食べる場合は冷暗所など涼しいところで保管して置いても、
2~3日であれば常温保存しておくことも可能です。
ただ、表面にカビが生えたりと意外に傷みやすいので普通に冷蔵保存しておく方がいいです。
冷蔵保存の場合(1週間目安)
冷蔵保存だと1週間ぐらい日持ちします。
やり方は、新聞紙に包んでビニール袋に入れて野菜室で保存してください。
また、ゴーヤを半分に切って中の種とわたを取り除いてラップをしてから野菜室に保管するのもOKです。
冷凍の場合(約1ヶ月ぐらい)
ゴーヤは冷凍保存しておくことも可能です。
ただし、生食には向きません。加熱する料理に使うようにしましょう。解凍せずにそのまま調理できます。
やり方は、生のまま薄くスライスし、料理に使う1回分ずつラップに包む、もしくはフリーザーパックに入れて冷凍すればOK。
薄切りにして塩もみした後、流水してから水気を絞って急速冷凍してもOK。
冷凍する際には水分をしっかり取ってから冷凍するようにしましょう。
乾燥の場合 (約1ヶ月ぐらい)
生のまま薄くスライスしザルなどに広げて天日に干し。カラカラに乾燥させると長期保管も可能です。
水で戻して調理すると歯ごたえが残る、生とは違った味わいになります。
乾燥することで、ミネラル分がアップ。
カルシウム15倍、ビタミン10倍、鉄分はなんと30倍と栄養価が高まるとされています。
ゴーヤの苦味成分と栄養は?
ゴーヤの苦味成分は、苦手な人も多し好きな人はこの苦味が好きですよね。
やっぱり、この苦味成分がゴーヤの一番の特徴です。
ゴーヤに含まれる苦味成分は主にククルビタシンとモモルデシンといわれるものです。
「ククルビタシン類」というフラボノイドの一種。
食欲を増進したり夏バテ解消を防ぐ効果があります。
●モモルデシン
食物繊維の一つで血圧の低下や胃の粘膜の保護できます。
夏バテ対策にゴーヤがいいって言われるのは、この2つの成分からきていますね。
ゴーヤに含まれる栄養
ビタミンC(ピーマンと同じくらいの含有量)
キャベツの2倍
トマトの5倍
きゅうりの10倍
カリウム
カルシウム
マグネシウム
ゴーヤのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。
まとめ
ゴーヤの見た目っておいしそうって感じるほどいいものではないです。
でも、ゴーヤの苦味がなんかくせになるんですよね。
良薬口に苦しっていうぐらいですから、苦いにも理由があります。
ゴーヤの場合は中にある種を守るため身を苦くしている。
その苦味のパワーを食べることで夏場の体を守るエネルギーにしたいですね。