スーパーで見かけるアボカドが、全部熟した食べごろのばかりのアボカドというわけではないですよね。
なかには黒いものばかりでなく、緑色のキレイなアボカドも売られていますからね。
お店側も熟しすぎると売れなくなるリスクもあるので、未熟なものも品揃えしている。
また、アボカド選びが失敗したくないので、
わざと未熟なアボカドを選んで自宅で追熟させるのもありだと思います。
もし、うまく追熟させることができれば毎回ハズレのアボカドを選ぶことも少なくなりますからね。
今回は実際にアボカドを自宅で追熟させてみたので、
お家でアボカドを追熟させる時の参考にしてみてくださいね~
アボカドの追熟と追熟を早める方法は?
アボカドを追熟させる時の基本は、常温で2~3日おくということ。
非常に簡単ですよね~
ただ、アボカドの収穫状態によって2~3日ということであって、
未熟度具合によって7~10日とか、なかなか追熟しないということも多くあります。
アボカドを早く追熟して早く食べたいなっていう時は、
アボカドの追熟を早めるために「りんご」や「バナナ」と一緒にポリ袋に入れておくのが一般的。
リンゴやバナナから出されるエチレンガスによってアボカドが早く追熟します。
エチレンガスを発生させる果物は他にもあり、
キウイ、もも、洋梨、メロン、マンゴーなどがあります。
また、野菜ではブロッコリーも多くのエチレンガスを出します。
逆に言えば、野菜室にエチレンガスを出す果物があれば、他の野菜がエチレンガスによって傷むのが早くなるので注意です。もちろん、アボカド自体もエチレンガスを出す果物なので、アボカドのみをポリ袋に入れて常温でも追熟します。
これらの果物と一緒に入れるのは、より早く追熟させるのに有効な方法になりますね。
アボカドの保存方法や見分け方はこちらの記事でも紹介しています。
緑色のアボカドが追熟に何日かかるかやってみた
それぞれのアボカドの状態によるので、何日で追熟するかはやってみないとわからないこともあります。
実際にアボカドを追熟してみてどのくらい時間がかかるのか?試してみたいと思います。
わざとかなり緑色の固い状態のアボカドを用意。
よく見てみると、ペルー産の文字があります。
アボカドってメキシコのイメージがあったのですが、ペルー産もあるんですね。大きさも結構大ぶりでうまく追熟すればいいんですが・・・
余っていたバナナと一緒にポリ袋に入れて保管します。
もう一つは、少し黒くなってきているもので、
何もせず同じ場所にカゴに入れたまま追熟します。
追熟に適した温度は20度前後。
夏場なのでできる限り日が当たらない冷暗所に保管。
逆に冬場だと日の当たる室内で保管。
27度以上だと追熟障害がおこるし、
逆に4.5度以下だと低温障害がおこるので温度管理は注意です。
アボカド追熟から3日後・・・
追熟する前のアボカドと比べてもらえれば、
表面の色がかなり黒くなっているのがわかると思います。
常温で保管していた方は、いい感じで熟し具合です。
もう食べれる固さになっています。
一旦、野菜室で冷やしてから切ってみます。
もうひとつのバナナと一緒にポリ袋に入れていた方は、
もう少し追熟が必要ですね。
熟し具合にムラがある。
アボカドの上部はまだまだ緑色。
気になったのは、バナナの匂いがアボカドにつきますね。
後もう少しなので、今度は常温でしばらく追熟させてみます。
切った後でも追熟できるの?
アボカドあるあるのひとつなんですが、
うまい具合に熟したと思って切ってみたところ熟していなかった。
そういう時は、切ってしまったところにレモン汁をかけて、
ラップに包んで常温で追熟するとOKです。
追熟を待たずにすぐに食べてしまわないといけない時は、
アボカドを加熱処理して食べるという方法もあります。
アボカドを電子レンジで追熟する。
正確に言うと追熟ではなくて、熟した時のアボカドの柔らかさになるというもの。
やり方は、ラップ無しで半分になったアボカドの切り口を下にして、600W1分間を目安に加熱します。
アボカドの表面を押してみて柔らかくなっていればOKです。
確かにアボカド自体は柔らかくなりますが普通に生食するのはあまりオススメしません。
個人的にはおいしくないからです。
なので、ひと手間かかりますが、
天ぷらにしたり、千切りにして炒めたり、サラダのトッピングにする、パンにのせてトーストするなど調理するといいです。