きゅうりの原産地って、「インドのヒマラヤ」。
しかも、3000年以上の歴史のある野菜というのは驚きです。
日本では本格的に作られるようになったのは江戸時代からですが、
現在は日本の食卓に欠かせない野菜の一つですね。
スーパーで並んでいるのをきゅうりを選ぶ時、
どれがいいのか迷ってしまいます。
今回は、新鮮なきゅうりの選び方や保存の仕方について紹介しています。
もくじ
新鮮なきゅうりを選ぶ4つのポイント
きゅうりは、成分のほとんど水でできています。そのため、収穫したてだとみずみずしいきゅうりですが、一旦乾燥してしまうと極端に味も鮮度も落ちてしまう。スーパーや八百屋さん、道の駅、直売所などでできるだけ鮮度の良いものを選びたいところです。
①皮がピンと張っていて、鮮やかな緑色かどうか?
皮が張りがあって弾力のあるものを選びましょう。
濃い緑色よりは淡い緑で表面が光沢のあるものがより新鮮です。
ただ、昔はきゅうりの皮から出るブルームという白い粉を出す品種が主流でした。
ブルームがある方が新鮮、光沢がなくて農薬みたいなイメージが有ることから、
現在はブルームの出ないものが主流となっています。
②イボはどうか?
皮についているイボが尖っているものが新鮮。
イボの数については、昔のきゅうりはイボが多いものやの方が新鮮と言われていましたが、
最近のきゅうりは品種改良もあって、イボの数が少ないものも多いです。
必ずしもイボの数で判断できないということもあります。
③太さが均一かどうか?
太さが均一でないと中の水分が下に溜まってしまい、すが入っている可能性がある。
また、上半身がしっかりしていて、身が引き締まっているものを選びましょう。
上部が盛り上がっているものほど、きちんと栄養がいきわたっています。
曲がっているきゅうりは、見た目の好みで避けがちかもしれませんが、
真っ直ぐなきゅうりと比べても味の面で劣っているということはありません。
また、太すぎるきゅうりも育ちすぎて美味しくない。
④ヘタの部分はどうか?
ヘタ部分の枝から切り取った部分が黒ずんでいると古い。
きゅうりの弾力も注意~
今回、購入したきゅうりの中で、中がカスカスだったきゅうりがありました。
見た目では全然わかりませんでしたが・・・
太さが均一でなく下に行くほど細い。
問題のなかったきゅうりと比べてみると、きゅうりを外から少し押した時、カスカスのきゅうりはブヨブヨしていて、弾力が全然違いました。
きゅうりの冷蔵保存の仕方と保存期間は?
きゅうりの表面についている水分を拭き取る。
表面に水分がついていると傷みやすくなるので注意。
キッチンペーパーや新聞紙に包んで、ヘタを上にして野菜室で保管するようにしましょう。
夏野菜であるきゅうりはトマトなどと同じで寒さに弱い野菜です。
保存する温度が低いと皮がべたべたになって腐りやすくなってしまいます。
低温障害を起こさないようにするために、野菜室で保管、冬場は常温でもOK.
保存期間は1週間以内を目安に食べてしまいましょう。
きゅうりの冷凍保存の仕方は?
きゅうりの冷凍の仕方は、塩もみをして冷凍するのがおすすめ!
基本的にきゅうりは水分が多いため、そのまま丸ごと冷凍するのには向きません。なので、塩もみしたきゅうりを冷凍させるがおすすめです。
薄く輪切りにしたきゅうりをフリーザーパックに入れるだけなので簡単です。
解凍は冷蔵庫内で常温解凍。
解凍できたら、ツナやマヨネーズと合わせて混ぜたり、
きゅうりの酢の物にもできます。きゅうりのシャキシャキ感も残るので冷凍でも問題なしです。
使用の目安は、2~3週間以内に食べるようにしましょう。
きゅうりを板ずりする意味は?
きゅうりを板ずりすることは、昔からのおばあちゃんの知恵として受け継がれているものです。
では、どんな意味があってきゅうりの板ずりをするのかというと、
・イボが取れて、色がキレイに見える。
・苦味が取れる。
きゅうりの苦味部分は、板ずりをするか、
きゅうりの先端を切ってこすり合わせることでもとれます。
ただ、最近のきゅうりはブルームがなかったり、とげも少ないのが多いので、必ずしも板ずりするわけではないです。
私の実家でも板ずりはしないで、きゅうりの先端をこすって苦味を取るということだけやっていますね。
きゅうりの板ずりの仕方は?
①しっかりと流水でこすりながら洗います。
②まな板の上に乗せて塩を全体にふる。
③両手で軽く転がす。
きゅうりの皮が軽く傷つく程度。
④再度、流水で塩と一緒に流せばできあがりです。