トマトの旬と栄養とは?おいしいトマトの見分け方は?


1年中、お家の食卓にかかせない「トマト」
毎日、何気なく食べていて、それでいて健康維持や美容にもいいとなれば、
こんなにうれしい野菜はないですよね。
トマトのことをちょっとでも知ると、もっと食べたくなるはずです。

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トマトの旬って?

トマトの旬は、ハウス栽培を中心に1年中収穫されていて、
スーパーでもいつでも買える野菜なので旬はわかりにくかもしれません。

ただ、本来の旬は6~9月の夏の野菜です。
産地としては、夏秋は北海道、茨城、福島
冬春は熊本、愛知、栃木、千葉といったところで収穫されるのが多いです。
野菜は旬のものが一番おいしくてお安く買えることが多いので、
トマトも旬の時期を頭に入れて食べてみてもいいですね。

トマトに含まれる主な栄養素とリコピン

トマトには多くの栄養素が含まれていて、体にとっても良いイメージがありますよね。
また、トマトは血液に近いイメージが有るのは、私だけでしょうか?
昔、テレビで見たドラキュラが人間の血を飲めないので、
トマトジュースを代わりに飲んでいたのを見たからなのか?
実際のトマトの栄養素について見てみたいと思います。

トマトに含まれる主な栄養素は、

・リコピン
・ビタミンC
・ビタミンA
・ビタミンB6
・カリウム
・ルチン

まず、トマトといえば「リコピン」っていうぐらい有名な栄養素ですよね。
トマトの赤い色の部分に含まれているカロテノイドのひとつ。
リコピンは、強い抗酸化作用があるとされています。
トマトの皮の黄色の部分には、同じカロテノイドの「カロテン」も含まれています。
リコピンはそのカロテンの2倍、ビタミンEの約100倍とも言われる抗酸化作用があります。
有害な活性酸素の働きを抑えてくれるので、ガンや動脈硬化、老化などを予防する効果が期待できると言われています。ただ、リコピンの人に対する科学的根拠、有効性は、今のところ、血圧関係の有効性以外確認されていないので、過剰に期待するのは注意が必要です。

リコピン以外にも
「ビタミンC」発がん予防。
「カリウム」「ルチン」は血圧を下げる。
「ビタミンB6」は脂肪の代謝を助ける。
「ペクチン」は整腸作用。
というような効果が期待できるとされています。

トマトとミニトマトの栄養価はどっちが高い?

トマトとミニトマトの栄養価ってどっちが優れているのか?
どっちも似た感じだけど、どっちを食べたほうがいいのか?
そう思ったことありますよね。

結論から言うと普通のトマトよりもミニトマトの方が栄養価が高いです。

文部科学省の食品成分データベースを参考にしてみると・・・すぐに分かると思います。
こちらのサイトでは多くの食品の重量に対しての成分が、
どれだけ含まれているかを見ることができます。

全部は紹介できませんが特に差のある栄養素だけでも比べると、

βーカロテン ビタミンC カリウム
トマト 540μg 15mg 210mg
ミニトマト 960μg 32mg 290mg

トマトとミニトマトの含まれる栄養素はほとんど変わらないのですが、
β-カロテンやビタミンCはミニトマトの方がトマトの2倍近くの量になっています。

そして、個人的に知りたかったリコピンの含有量なのですが、
これはこちらの食品成分データベースではわからずでした。
はじめは、βカロテンが多いということはリコピンも多いのかなっと思ったのですが、
リコピンは赤い色の部分が濃いほど含有量も増えます。
なので、トマトとミニトマトの赤い色のどっちが深くて濃いか?
というので判断してみてもいいかもしれません。

おいしいトマトの見分け方とは?

スーパーで並んでいるトマトを選ぶ時、
な~んとなくおいしそうな、なんとなく新鮮そうなトマトを選ぶ。
なんとなくで選んだりしていないでしょうか?
ぜひ、おいしいトマトの見分け方を知って、より新鮮でおいしいトマトを選んでみてください。それと実際にスーパーでトマトを買ってきたのでそれも参考になればうれしいです。

おいしいトマトの選ぶ3つのポイント

選び方のポイントをまとめると

ポイント①実が深い赤みのある色か?引き締まっているか?
ポイント②ヘタが青くてピンとまっすぐのものがいい。
ポイント③トマトのおしり部分のスジ。

では、詳しくみてみましょう~

ポイント①実が深い赤みのある色か?引き締まっているか?

スーパーのトマトはたいがい、赤い色のトマトなので見分けにくいかもしれませんが、
よく見てください。できるだけ、赤の色が深くて身が引き締まっているのを選びましょう。

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赤みがかっているほど、味も濃厚です。先程もいいましたが赤いほどリコピンも多いです。
ただ、トマトが赤いということは完熟しているということです。
完熟後はすぐに劣化し始めるので早めに食べるようにしましょう。

また、また反対に緑や黄色がかっているものが駄目と言うわけでもありません。
これはすぐに食べる食べないで判断。
すぐ食べない時は、緑色が残っていても、トマトには追熟という、
15度~25度以上のところに置いておくと色づくという性質あります。
なので、2、3日追熟させると、トマトが赤みがかっておいしく食べることができます。

14個スーパーでなんにも考えず、購入してみました。

こちらが比較的赤みがあって艶のあるもの。

こちらは赤みが薄く、黄色くなっていて表面もザラザラ、つぶつぶしています。

ポイント②ヘタが青くてピンとまっすぐのものがいい。

ヘタが乾いていたり黒ずんでいると、収穫から時間が経っているので鮮度が落ちてきているものと言えます。

買ってきた14個中14個、ヘタは乾いてしまっていました。
どれもそこまで鮮度が良いというわけでもなさそうですね。

ポイント③トマトのおしり部分のスジが多い。

トマトのおしり部分の白いスジが多いほどいい。
種の集まる部分が多くて、生命力の強い、元気なトマトの証。

見にくいかもしれませんが、おしり部分に白いスジが見れます。

こちらはスジが少ないトマト。

他にも、枝がついているか?ついていないか?
枝がついたまま完熟しているトマトの方が栄養が多い。
また、角ばったトマトよりも、真上から見て真ん丸なトマトの方が甘みのあるものが多い。

今回は、適当に選んで購入したトマトなのでいろいろ違いがありますが、
どうせなら選び方のポイントに沿っておいしいトマトを選んでみてくださいね。

トマトは生か加熱かでどう変わるの?

トマトは、加熱することで甘みや旨味、美味しさアップします。
この旨味部分は「グルタミン酸」というトマトの旨味成分。種周りのゼリー状の部分に多く含まれています。
ちなみに、日本で言うところの昆布のような感じで、料理の旨味のベースになるものです。
海外では、赤い系トマトと言われる品種が好まれ、スープやソースの旨味のベースになっているものが多くあります。調味料のように使われています。日本ではトマトはどちらかといえば生食、サラダで食べる方が好まれています。

加熱するとビタミンCが少なくなるというデメリットもあります。
リコピンは、加熱することで油に溶けやすくなり、体の吸収率がアップするという利点があります。
なので、ドレッシングやオリーブオイル、炒めるなど油と一緒に食べるのがベストです。

トマトの皮はむく?むかない?

トマトの皮をむいて食べるか?むかないで食べるか?
これは調理や食べ方によります。

基本的には生食、サラダで食べる時は皮ごとです。
皮がなくなると食感が損なわれます。
それと、不溶性の食物繊維を多く摂りたいなら皮をむかずに食べるほうがいいですね。
煮込んだりしてスープやパスタの具材にする時はむきますね。
離乳食に使う時にも皮むきすることが多いです。

また、トマトの場合、実の部分に残留農薬がほとんど残っていないですが、
もし、残留農薬が心配なら湯むきするのがいいですね。

まずは、流水もしくは塩水で、トマトを丁寧に洗う。

トマトのおしりに切れ目を入れて、沸騰したお湯にしばらく入れてから冷水に入れて冷ましてから、
流水しながらむくと簡単にむけます。

うちの場合はめんどくさがりなので、
あまり良くないかもしれませんが直接トマトをガスコンロの火で炙ってから皮むきしています。

まとめ

トマトの旬の時期は6~9月。
でも年中気兼ねなく食べれて、豊富な栄養素が摂取できます。
特にリコピンは老化防止を期待して、積極的に食事に取り入れたいですね。
それだったら、できるだけおいしいトマトを食べたいはず。
トマトの実、ヘタ、おしりの3つのポイントをチェックしてからおいしいトマトを見つけてみてくださいね^^

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