名前は聞いた事ある程度で、テレビのニュースで見るくらいでしたが、
自分が社会人になり、商売に携わるようになると
商売繁盛を願うえべっさんは毎年の恒例行事に!
今回は、えべっさんとは?いつ何時までやるの?お参りの仕方は?
この3つについて紹介していきます。
えべっさんとは?
えべっさんは、七福神の1人で商売繁盛の神様。
えべっさんのお祭を十日えびすと言い、
えべっさんが祭られる神社で、
商売をする人は、商売繁盛を、一般家庭の人は家内安全を
願うのが一番の目的です。
●七福神の中でも、一際めでたい顔と福耳、
釣り竿と鯛を持っているのが印象的です。
もともとは海の神様であったのですが、
農業や商業の神様として拝められるようになったようです。
●日本の国を作ったとされる「イザナギノミコト」と「イザナミノミコト」の息子でなんともすごいパワーのある神様です。
●関西ではえべっさんの愛称で呼ばれますが、
関西以外では恵比寿様や恵比寿神と呼ばれています。
●3歳までは足が不自由だったので船に乗せられて捨てられ、
福耳ですが耳も悪かったようです。
なので、超エリートというわけではないですね。
●えべっさんが祭られる神社は全国で3500程ありますが、
本家は兵庫県の西宮えびす神社です。
大阪では今宮戎神社が一番有名ですね。
今宮戎は、新しい西宮戎って意味で
今西宮戎と昔は呼ばれていたようです。
●ほぼ関西中心でのみ行われるえべっさんですが、
関東では酉の市という商売は繁盛の祭りがあります。
神様は、ヤマトタケルノミコトで、
商売繁盛を願う点では同じです。
いつ何時までお参りできるの?
●えべっさんが行われるのは、
毎年1月9日~11日の3日間で主に関西で恵比寿神を祭る神社で行われます。
9日宵戎(よいえびす)
10日十日戎(とおかえびす)
11日残り福
この三日間の事を十日えびすやえべっさんと言ってますね。
●何時までお参りできるかは
①西宮えびす神社
☑参拝時間
9日 5:00~翌1:00頃まで
10日 6:00~翌1:00頃まで
11日 5:00~翌1:00頃まで
※直接、西宮えびす神社に確認しましたが
何時までやるのかは明確に決めているわけではないようです。
その日のお客さんの状況を見て決めているようです。
ただ1:00までは確実にお参りできます。
ご祈祷を希望の場合は、事務局が開く8:00~(10日は9:00~)になるようです。
②今宮戎神社
☑参拝時間
9日 終日
10日 終日
11日 終日(0時まで)
お参りの仕方は?
えべっさんのお参りの仕方がわかれば、楽しめますよ。
①とにかく本殿へお参りします。
神社に入ってからは、とにかく本殿を目指して歩きます。
混雑している時間帯に行くと、満員電車状態で人混みの流れのままに、
そして本殿でお賽銭を投げて、願い事を済まします。
ここで本殿に行くまでに、笹を無料で配っていますが先にもらわないこと。
本殿が混雑しているので笹を持っていると迷惑になります。
②お参りの後、笹をもらう。
「商売繁盛で笹持ってこい」と言われるように、
笹をもらわないと来た意味がないですよね。
これは、竹には神霊が宿ると言われ、いろいろな神事に笹が用いられています。古くからの日本人の竹や笹への信仰が表れた言葉ですね。
③笹に願い事に応じた子宝(吉兆)をつけてもらいます。
笹は無料でもらえますが、子宝は有料です。
値段は1個1500円~数万円にのものもあります。
福娘の人につけてもらうので、よりご利益があるように感じてしまいます。
ついつい色々とつけすぎてしまうと、高額になるので注意してください。
子宝は単品やセット販売、すでに笹についているものなども売っていますので
必要な分を選んで買えばいいです。
子宝(吉兆)がついた笹は、福笹と呼ばれ縁起物になります。
④神様に念押しします。
本殿の裏にある銅羅を叩いて、
「えべっさん、さっきの願いごと頼んだで~」と言って念押しします。
えべっさんの耳が悪かったというところから来ているようです。
ちなみに、西宮えびす神社ではこの念押しはないです。
今宮戎神社ではじまったようです。
大阪ならではの風習で面白いですね。
⑤帰りには露店で熊手を買う。
福をかき集めるとされる熊手も手に入れよう。
残り福の11日の夜に買うと値切ることできるので、
これも一つの楽しみになっています。
※出口からのお参りだけはやめるようにしてくださいね。
福返しと言って、やってきた福が返ってしまいますよ。
まとめ
えべっさんのお祭りは、行くだけで商売繁盛の願い以上に、
活気のある雰囲気や多くの人、もちろん神社からと多くのパワーをもらうことの出来るお祭りです。
なぜか、嫌なこと忘れて元気になりますよ。
今年も、えべっさんに行きたいですね。
去年よりももっといい年になれますように。