病院に行くと、普通に風邪かインフルエンザと思っていたら、
溶連菌感染症と診断が…
聞いたことないっていうか、
溶連菌とは何って???
とにかく喉の痛みはいつまでつづくのか?
今回は、あまり馴染みのない溶連菌について紹介していきます。
もくじ
溶連菌とは?
溶連菌の主な特徴は
①子供に感染することが多い病気。
②主に喉に感染するので、喉の激しい痛みを伴うことが多い。
③合併症を引き起こす可能性がある。これが怖いですよ。
溶連菌の症状や潜伏期間は?
【溶連菌の症状】
●よく出る症状
①症状の始まりに発熱があります。
38度~39度の高熱が出ます。
3歳未満の場合熱が上がらなかったり、
大人の場合でも免疫で熱が出ない時もあります。
②喉の痛みがあります。
主に喉に感染することで咽頭炎や扁桃炎を起こします。
発熱と喉の痛みが主な症状なので、
風邪かと思ってしまいます。
風邪と違うところは、
咳や鼻水はあまり出ないのでその部分に注意しましょう。
●出るかもしれない症状
①イチゴ舌。
舌にできるいちごのつぶつぶのようなもの。
溶連菌感染症の半分くらいの人に見られる症状です。
②全身の皮膚に赤い小さい発疹ができる。
一度にたくさんの発疹ができると、小さな痛みやかゆみが出ることもあります。
治ってきたら、手足の先から皮がむけてくるような状態になります。
③頭痛、腹痛、嘔吐、首のリンパ節の腫れなどを伴う場合もあります。
④ほかに、併発する病気として
中耳炎や副鼻腔炎、肺炎などもあります。
全部は書いてませんが、結構たくさんの病気があります。
【溶連菌の潜伏期間】
溶連菌に感染すると症状が出るまでに、
2日~5日くらいの潜伏期間があります。
溶連菌の感染原因は?
主に飛沫感染です。
咳やくしゃみなどで空気中に飛散した細菌を吸うことで伝染ります。
小さい子供さんの場合は、
舐めた手やおもちゃ、お菓子や食べ物についた菌からの感染もあります。
溶連菌の喉の痛みはいつまで?
喉の痛みは病院で処方される薬を飲むことで、
熱と一緒に喉の痛みも、2日~3日で治まっていきます。
溶連菌感染症は、熱や喉の痛みを燮らげる薬と抗生物質の薬が出されるはずです。
抗生物質のおかげで、溶連菌を退治することができます。
ただし、2、3日たっても改善されない時は、薬が効いていないかもしれません。
病院で再診察を受けるようにして下さいね。
溶連菌の検査が重要!
もし、ここまでのことを知っていたり、
風邪と思って病院に行かないということがあるかもしれないですが、
溶連菌の検査はほんと重要です。
病院に診察に行けば、溶連菌の検査は10分程で終わります。
溶連菌感染症であれば、抗生物質を飲むように言われます。
溶連菌は、合併症を引き起こす可能性があるので
抗生物質でしっかりと菌をなくしてしまいましょう。
合併症は、リウマチ熱や急性糸球体腎炎などを引き起こす可能性があります。
溶連菌が完治する期間は?
通常であれば、2、3日抗生物質を飲めば症状も治ります。
ただし、溶連菌が少しでも残っていると合併症になる可能性があるので、
7日~10日以上抗生物質を飲まないといけないです。
これは、お医者さんの指示に従って飲み続けましょう。
子供さんはなかなか飲んでくれませんが、
私の子供の場合は、ジュースに入れるなど工夫して、わからないように飲ませてます。
抗生物質を服用が終わった後、
だいたい2~3週間後の尿検査で尿に異常がなければ完治といえるでしょう。
尿検査では、腎臓の病気である急性糸球体腎炎を見つけることができます。
いつから保育園や学校にいってもいいの?
子供さんが溶連菌感染症にかかった場合、完全に菌をなくして合併症にならないために
抗生物質を飲んだりと長い期間が必要になります。
ただ、発症してから病院へ行って薬を飲むことで
2、3日後には感染力は非常に小さくなるので安心して下さい。
熱がなくなれば、ほとんど人に伝染ることが無くなると言われているぐらいです。
保育園や学校の登校については、その保育園や学校へ相談するようにすることと、
明確に禁止期間を法律で定められてはいませんが、
最低でも発症後2、3日は休むようにしてください。
お医者さんに症状が治まった後、
周りの人にうつす可能性がないと判断してもらい、
登園、登校するようにしましょう。
まとめ
溶連菌は、発熱と喉の痛みが主に症状として出ます。
発熱や喉の痛みは、病院で薬をもらえば2、3日で改善されます。
改善されない時は、再診するようにしましょう。
そして、ついつい症状が良くなると安心してしまいがちです。
特に子供さんの場合、元気に遊んでたら大丈夫に思ってしまいます。
怖いのは合併症の可能性もあるので、お医者さんの指示に従って
抗生物質を飲み続けるようにしてください。