豆まきをして「鬼は外 福は内!」
子供の頃は、節分の日に良くやりましたよね。
大人になったらやらなくなってしまいましたが、
子供がいると家の中で、
子供に日本の風習を教えるためにも豆まきしますよね。
そういえば、節分に豆まきする理由って、
なんとなくはわかるけども、
子供にも簡単にわかりやすく説明できたらいいなあと思いますよね。
今回は、節分に豆まきをする理由と年の数の豆を食べるのはなぜか?
というのを紹介していきます。
節分に豆まきする理由とは?
●節分はもともと、季節の変わり目の日を節分と言っていました。
なので、実は春、夏、秋、冬と年4回あったのです。
その中でも、冬から春への変わり目は草木が育つ大切な時期で、
一年のはじまりをとして考えられていました。
4回ある節分のうち一番重要な2月3日だけが、今も行事として残っています。
●季節の変わり目には、温度の変化もあってか風邪を引いたりと
体調の変化を起こしやすい時期ですよね。
昔の人は、この時の体調の変化を鬼(邪気)によるものと考えていました。
この鬼を厄除けするために、豆まきをするようになりました。
●なぜ、豆で鬼を追い払うのかというと2つの説があるようです。
①平安時代に炒り豆を鬼の目に投げつけたら、鬼が退治できたという話が元になっている説。
②鬼の魔の目、魔目に豆を投げつけることは、
魔を滅する、魔滅につながる。そして、豆を炒ることで魔を射ると考えられていた説。
この説から鬼を追い払うために炒った豆をまくようになったようです。
そして、豆まきに使われる大豆は昔から五穀(米や麦など)のひとつで、
精霊が宿るとされる穀物で神事にも使われています。
大豆が重宝されていたことが分かりますよね。
年の数の豆を食べるのはなぜ?
年の数(正確には数え年)分の豆を食べると
その一年が健康で過ごせる言われています。
豆まきに使われる豆は福豆(炒った豆)、
年の数食べると体に福が入ってくるので、
その分の年の数まで健康でいられると考えられてきました。
さらに福豆は、炒った豆なので鬼や病気に打ち勝つという意味が込められています。
こう考えると、節分の福豆は大変ありがたいものですよね。
ちなみに、年の数より一つ食べ過ぎても、
来年も健康でいられますようにという願いが込められるようです。
また、地域によって食べる数が違うところもあります。
まとめ
節分の豆まきする理由を知れば、もっともっと楽しめますし
こんなに縁起のいい風習だったんだなあとあらためて思いますね。
子供たちも意味を知ると鬼は嫌いなので、豆まきを楽しんでくれますよね。
それと、豆まきが終わった後に食べる豆も、素朴な味で結構好きなんですよね。
大豆は、畑の肉って言われるので普通に健康にいいですしね。
そういう意味でも、本当に健康でいるためにも、
豆まきに大豆が使われてきたのかもしれないですね。
今年も心を込めて「鬼は~外!福は~内!」