夏の風物詩でもあるホタル。
夜の暗闇の中を光るホタルはキレイですよね。
最近では、見る場所も限られていて少し寂しい気もしますが、
子供のころ、田舎だったのでホタルを捕まえたり、
普通に田んぼでも見れたんですけどね~
できれば、自分の子供にも一度は見せておきたい風景ですね。
今回は、
ホタルが光るのはなぜ?光る時期や時間は?雨の日も飛ぶの?
というのを紹介しています。
ホタルが光るのはなぜ?
ホタルが光るのは、ホタルのオスとメスが求愛行動のために発光します。
オスとメスの光のコミニュケーションということです。
飛び回っているのは、オスのホタルで、
メスは一つの場所に留まって、一定の間隔で点滅しています。
一定の間隔で点滅することでオスに場所を知らせているんですね。
メスは隠れていることが多くてなかなか見つけにくいです。
一方、飛び回っているオスは不規則な点滅を繰り返しながら、
メスのホタルを探し回っています。
そして、オスは群れで行動して全員で光ったり消えたりを繰り返すのも特徴的です。
ホタルが光る時の間隔は、ホタルの種類によっても違いますし、
生息している場所や気温によっても違い、気温が低いほど遅くなります。
ちなみに、ゲンジホタルは西日本で3秒、東日本で4秒間隔で光るとされています。
ホタルはお互いが出会うと、交尾、産卵してしばらくすると死んでしまいます。
ホタルの成虫の命は10日くらいなので儚いものです。
ホタルが光る時期は?
ホタルが光る時期は、ホタルの種類やその地域、気温などによって違います。
なので、全てに当てはまるわけではありませんが目安として、
4月下旬から9月くらいまでホタルが見れるところもあります。
ただ、ほとんどの場合、ピークは6月~7月。
日本に住んでいるホタルの種類は48種程います。
その中でも、代表的な光るホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルとヒメボタルです。
ゲンジボタルであれば、
西日本では5月下旬、関西では6月下旬
東日本では6月中旬、関東では7月中旬
ホタルは川の下流から上流に向かって移動していく習性があるため、
山の上流では7月下旬
このあたりの時期がゲンジホタルを見るにはいい時期になりますね。
そして、ヘイケボタルはゲンジボタルよりも1ヶ月から2ヶ月後が見れる時期になります。
ちなみに、私が子供のころ、8月に田んぼで見ていたのはヘイケボタルです。
ゲンジボタルの光の方が、ヘイケボタルよりも、大きくて長く光り、
ヘイケボタルはチカチカっと点滅する感じです。
ホタルが光る時間は?
ホタルが光る時間もその地域や気温によって違いがあります。
ただ、ホタルの習性でほぼ同じような時間帯に飛び回ります。
日没から午後7時半ごろからすこしずつ光り出し、ピークは午後9時ごろです。
なので、午後8時ごろから9時ごろの1~2時間が見るにはいい時間になります。
ちなみに、午後11時、午前2時あたりの一日に3回くらい光る時間があります。
雨の日も飛ぶの?
ホタルは雨の日には飛べません。
残念ながら羽がぬれてしまって飛べませんから。
でも、雨の降る前や雨が降った後はよく飛びます。
というのも、ホタルも暑苦しいのか、蒸し暑い日によく飛びます。
そして、風が少ない日で月明かりがない真っ暗な夜が一番多くのホタルを見るタイミングでもあります。
最後に
最近は虫の嫌いな子供さんも多いって言う話を聞きますが、
うちの子もカブトムシぐらいしか触れないという弱虫です。
それで、、真っ暗の中のホタルの光は、「キレイ」って喜んでいたんですが、
光っていないホタルを昆虫図鑑で見ると、「普通に虫やん」って嫌がっててたりして。
ということで、なかなか普段見ることのできない幻想的な光を楽しんで見れればいいですね。