冬の気温の低い時期には、
あまり気にしていなかったお弁当の傷み。
夏が近づくにつれて、
気温が上がってくるとお弁当の傷みが心配になってきますよね。
せっかく作ったお弁当が腐ってしまって食べれなかったり、
変な臭いしたりしたことあるんじゃないでしょうか。
子どもや夫にも安心して食べてもらえるようなお弁当にしたいですよね。
今回は、
お弁当が傷む温度や気温は?
お弁当に入れると傷みやすいものは?
お弁当が傷みにくい方法は?
惣菜屋さんで働いたことのある経験を踏まえて紹介していきます。
お弁当が傷む温度や気温は?
【お弁当が傷む温度】
お弁当が傷むのは、
食材についた雑菌が繁殖して腐るからですよね。
ということは、
雑菌が繁殖する温度というのが重要になります。
30度~40度くらいの間が一番繁殖するのに適した温度。
そして、雑菌の繁殖は、
栄養と温度と水、この3つが揃うと短時間でも菌が増加してしまいます。
これを考えると夏場のお弁当箱の中は、怖いですよね。
●雑菌と言っても、お弁当に入る雑菌。
①黄色ブドウ菌
②大腸菌
人なら誰しも持っている菌ですよね。
黄色ブドウ菌とかは、鼻を触ったらつくぐらい普通にいますしね。
これが、食材についたりお弁当箱についたりします。
③カンピロバクターやO-157など
鶏肉や牛肉、豚肉の生肉にいます。
生肉が触れた手やまな板などについたものが他の食材に付くこともあります。
でも、きちんと処理していれば大丈夫です。
☑きちんとした手洗いをする。
①水洗いでこすり洗い
②洗剤をつけて洗う
③親指、手の甲、指と指の間もしっかり洗う
④最後にしっかり水で流す
ここまで気を使っている洗っている人は少ないのではないでしょうか。
☑お弁当箱や器具もしっかり洗って、消毒する。
☑食材は、加熱処理を行う。
雑菌は75度以上、数分間で死んでしまいます。
そして、お弁当に詰める時は、手ではなくて箸などでつめましょう。
【お弁当が傷む気温】
雑菌自体は、10度~60度くらいの間の温度であれば少しずつでも増えます。
こう考えると、そこまで神経質になることはないですが、
春先から夏を超えて冬前の秋までは、
お弁当が傷んでしまう可能性はあるということは覚えておいて下さいね。
私が働いていた惣菜屋さんでは、
気温が13度以上になると、
お弁当は冷ケースの中に入れて販売していましたね。
なので、
気温が13度以上になるかどうかを
一つの目安にするのもいいかもしれないです。
お弁当に入れると傷みやすいものは?
傷みやすいとよく言われるものをあげておきます。
● 卵
● マヨネーズ
● 生野菜
● ポテトサラダ
● マカロニサラダ
● 炊き込みご飯
● 炒め物
● 煮物
● かまぼこ、ちくわ
この中でも特に、
卵と生野菜、
マヨネーズと卵とじゃがいもをつかったポテトサラダは、
私も何回か傷んでしまったことあります。
だから、混ぜ合わせるサラダとかはいれないですね。
⇒お弁当の前日の下ごしらえについて
お弁当が傷みにくい方法は?
お弁当を傷みにくくする方法をまとめてみました。
できるものは挑戦してみてくださいね。
①保冷剤
定番ですが、一番簡単にできるのが◎。
私の場合、おかずとご飯のタッパーを分けています。
ご飯は保温式のものにいれて、
おかずにだけ保冷剤をつけています。
家族でちょっとした遠出する時は、
ペットボトルのお茶を何本か冷凍されて、
それを保冷剤代わりにすることも多いです。
②抗菌シートを入れる。
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(メール便:20個迄OK)(4/17日経MJ掲載)抗菌わさシートお弁当 おにぎり 傷みを抑える 菌から守る |
③お弁当箱をかえる。
☑フタと保冷剤が一体になった「GELCOOL」
フタごと冷凍できる画期的なお弁当箱。
保冷剤と併用して万全にしてもいいですね。
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☑真空断熱ステンレス魔法びんのお弁当
ステンレスの中の真空の壁によって、
外からの熱が伝わらないようにしてくれます。なので、保温性とおいしさも保てます。
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④調理する時
・梅干しを入れる。
昔からのおばあちゃんの知恵的なもの。
夏場には必ず入れてしまいます。
・お酢を入れる。
ハンバーグとかでも少しのお酢を入れる。
煮物やだし汁を使うものを入れるなら、
そこにお酢を少し入れると味も引き締まります。
・生野菜はできるだけ避けて、焼き野菜にする。
焼きブロッコリー、焼きアスパラがおいしくておすすめです。
一度茹でたものを炒めるといいです。
もし、生野菜を入れるのなら冷凍のまま、自然解凍で食べれるものをいれる。
これは、よく市販のものを入れるんですけど、
傷んではいないですが結構水分が出ます。
ここは、他の食材に水分がつかないようにラップや袋に包んだりと注意が必要ですね。
まとめ
お弁当の傷みが出来るだけなように、
まずは雑菌を食材につけないというのが基本です。
そして、
傷みにくい食材や傷みにくい方法を工夫して、
おいしくて安全なお弁当にしたいですよね!