風邪のひきはじめには葛根湯といわれる漢方薬。
子供の頃からなんとなく「風邪かなあ」という時飲んでいますよね。
私の場合は、風邪薬があまり好きではないので風邪引いた、体がだるいという時には葛根湯を飲んでいます。
今回は、なんとなく飲んでいた葛根湯はいつ飲むのが効果が出るのかと、
飲み方や注意点について紹介していきます。
葛根湯はいつ飲むのが効果的?
風邪のひきはじめと言っても人によって感じ方が違うと思います。
でも、こういう時は風邪のひきはじめかもと思えば、いつ飲むかのヒントになります。
①ゾクゾクっとした寒気がする。
ゾクゾクって感じるのは、体内に侵入してきたウィルスなどの病原菌に対して、
体が攻撃を仕掛けるために体温の設定温度が高くなったために感じます。
②体がだるい。
③首筋から肩・肩甲骨あたりがこる。
④筋肉の痛みがある。
⑤鼻がムズムズしてくしゃみが出た。
こんな時って、「体がだるいし疲れがたまっているのかなあ」
「パソコンしすぎて、肩コルなあ」
「花粉症かもなあ」
と思ってあまり気にしないのがほんとのところ。
このタイミングで飲むのが一番効果があります。
その後、頭痛と咳が出て、気持ち悪いなんて症状になれば、
葛根湯の効果が出ない可能性があります。
なぜ、風邪のひきはじめに効果があるの
風邪の初期症状が出ると、体内では病原菌に攻撃するために
体温を上昇させ発汗によってしばらくすると熱も下がり風邪が治ります。
葛根湯を飲むことで主成分であるクズの根が、全身を温めるとともに
血行をよくして、発汗も促し、分泌機能や代謝機能を高めてくれるようです。
そのため、発熱を助ける働き
ウィルスが弱ったのを察知すると発汗作用で熱を下げる働き
この2つの働きをもっているのが大きな特徴。
寒さよりも発熱がひどい、のどが痛い、口が乾いて冷たいものを飲みたいときには
効果がでないです。
葛根湯の飲み方
漢方本来の飲み方は、お湯に溶かして飲むのが正しいそうです。
ただ、〇〇散というのは冷やして飲むのが基本。
温かいお湯で飲むことで、溶けやすくして早く効果を促すためではないでしょうか。
飲んだ後は、部屋を暖かくしてなるべくすぐに寝てしまうことが重要です。
また、飲んだ後に消化の良いおかゆなどを食べるのも良いですね。
葛根湯の注意点
●葛根湯を飲む前の2時間前に食事しないこと。飲んだ後、食べるなら30分後に。
基本は、食間に飲むもので胃の中は2時間位で空になるので、
胃の中に何もない状態で飲むのが効果が出るため。
●飲むときは、水で飲んだほうが良いでしょう。
●他の薬との飲み合わせは注意が必要。
飲んで良いかは、かかりつけの病院で聞くほうが良いでしょう。
まとめ
なんとなくで飲んでいた葛根湯ですが、風邪のひきはじめには効果があり
いつ飲むかのそのタイミングを逃さないように飲みましょう。
そして、出来るだけ風邪をこじらさないようにしたいですよね。
実際に飲むときは、色々な種類のものが出てますよね。
ドリンクタイプや粒状のものやメーカーも色々、どれがいいか迷ってしまいます。
私の場合は、仕事中に飲むのはドリンクのもので粒状のものは家での常備薬用にしてます。
メーカーは、中身の成分は基本的に同じらしいので気にしていません。
子供には、子供向けの黒糖風味のお湯に溶かして飲むものを飲ませていますよ。