秋台風と夏台風の違いは?速度が早くなるのは?強さは左右で違う?

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台風のピークの時期。

もう少しで秋なので、今度は秋台風になりますよね。

夏の台風と秋の台風って、

イメージでは秋の台風のほうが大きくて、強い感じ。

今回は、

秋台風と夏台風の違いは?
台風の速度が早くなる理由は?
台風の強さは左右で違う?

というのを紹介していきます。

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秋台風と夏台風の違いは?

秋台風と夏台風の違いは、
簡単に言うと、3つあります。

①台風の強さの違い。

もともと台風は、海水温が温められることで上昇気流が発生し作られます。
海水が温めれることでどんどん大きくなったのが台風になります。
海水が暖かい地域では、高気圧の影響で停滞気味になり、
台風のエネルギーが蓄えられやすくなり発達していきます。

なので、夏の時期に台風のピークがきます。

ただ、水の性質上、温まりやすく冷めにくい。
というのがあるので、
秋の時期の台風のほうが海水温が高くなり、強い台風になりやすいです。

8月の一番暑い時期に温めれれた海水が冷めずに、
秋(9月)になってもさらに温められる。

冬は海水の温度があがらないので、台風は次第に発生しなくなります。

②台風の進路の違い。

夏台風よりも、秋台風のほうが日本に上陸しやすいです。

これは、夏は日本付近を太平洋高気圧が覆っています。
なので、日本の南の海で発生した台風は、
日本に上陸することができずに、
台湾から中国を進路にとることが多いです。
もしくは、北上してきたとしても、
韓国や日本海にすぐに抜けていく台風になりやすいです。

逆に、秋台風は太平洋高気圧の影響が弱くなることで、
日本に上陸しやすい進路をとるようになります。

③台風のスピードの違い。

夏台風はスピードが遅く、
秋台風はスピードが早くなることが多いです。

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台風の速度が早くなる理由は?

秋台風の方が、日本に上陸するとスピードが早くなる理由は、
秋に日本の上空に吹く、偏西風の影響で早くなります。

一般的に秋のほうが偏西風も強く、
東北や北海道など日本の北に行くほどスピードアップしていきます。

逆に、夏台風の速度が遅い理由は、
高気圧に邪魔されている。偏西風が弱い。
夏は太平洋の気圧配置が安定することが多く、
大気の流れも安定するので台風の速度が遅くなりやすいと言えます。

ただ、台風自体が動くのではなく、
台風の周りに吹く風や気圧の影響で台風は動きます。
なので、夏でも秋でも速度の速い台風、遅い台風となることもあります。

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台風の強さは左右で違う?

台風の強さは左側、右側で違うので、
どういう進路で台風が通過するかは注意しておかなければならないです。

ここで言う、
台風の左側は、西側。
台風の右側は、東側。

そして、台風の右側の部分が強くなります。

これは、
台風自身の吹く風と台風を移動させる周りの風、

この2つが重なるため強くなります。

台風の右側部分は風だけでなく、
雨も強くて降水量も多くなります。

もちろん、台風の左側が安全と言っているわけではないので、
注意して下さいね。

また、台風が速度が遅い場合は、
台風を進める周りの風が弱いので左右でそれほど差の出ない場合もあります。

まとめ

台風は、毎年必ずと言っていいほど日本に上陸してきます。

知らない間に、台風慣れして、

どうせそれるし、直撃はないしみたいな甘い考えになりがち。

台風が怖いのは、
台風は周りの環境によって、それぞれ違う個性を持った台風ができるということ。

すべての台風が同じわけではないです。

その時その時の気象情報を確認することが重要になってきます。

そして、少しでも台風のことを知って、秋の台風に備えて準備もしたいですね。

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